ブラック企業

ブラック企業の見分け方~初級編~

誰でもブラック企業に入社したくないですよね。

当然ですが。

もし入社前にその会社がブラック企業かどうか分かればこんないいいことはないですよね。

不幸自慢ではないですが僕、現在5社目ですがそのうち2社がブラック企業でしたのでその経験を活かして「どうすればブラック企業と見分けることが出来るか?」を説明したいと思います。

もちろん見分けると言っても100%確実に見分けることは難しいですが精度を高めることは出来ると思います。

では一体どのように見分けたらいいのでしょうか?

考えてみましょう。

競争率が激しい業界はブラックの可能性が高い

いきなり政治の話になりますがお付き合いください。

小泉進次郎の父、小泉純一郎が総理大臣だった時代がありました。

小泉総理は「官から民へ」のスローガン(民営化)で、規制緩和を実行し、「聖域なき構造改革」を謳い、日本を改革しようとし、拍手喝采されました。

小泉総理は新自由主義者(小さな政府・市場開放論者)でした。新自由主義とは政治は必要最低限のことしかせず、あとは民間の市場の原理に任せるということです。

いつまでも国が面倒見ずに民間に任せられるところはどんどん任せたらいいじゃないかという考えです。

分かりやすい例で言えばNTT・JR・JTのように郵便局や道路公団や地下鉄も民間にした方がよくなるという考えでした。

子供だっていつまでも面倒見てたら「引きこもり」になってしまう、「独立」させた方が自らの頭で考え、行動し、稼ぎ、立派になるということです。

だから小泉総理の解散してまでも「郵政民営化」を行ったのです。

また規制緩和も行いました。

国がこの分野は特定のところしかやったらダメという風に規制していたのを緩和して多くの企業が参入できるようにしたのです。

その一つに「タクシー会社の規制緩和」をしました。

「認可制」から「届出制」にしたり、タクシー会社の最低保有台数を50台から10台にしたりしました。

その結果、多くの会社がタクシー業界に参入したわけです。

50台保有しないとタクシー会社を経営できなかったのが10台保有すれば経営できるようになったのですから、その分資本がいらなくなったので多くの会社が参入したのは当然ですよね。

タクシーだけではなく「人材派遣業」も規制緩和しました。

今まで人材派遣業はある特定の職種しか認められなかったのに他の職種においても派遣業を解禁したのです。

特に製造分野での派遣業の開放はモノ作り大国ニッポンにおいては大きな出来事でした。トヨタや日産などの自動車業界やパナソニックや日立やSHARPなどの家電業界の工場で働く人たちが派遣社員でもOKになったのですから。

すると猫も杓子も人材派遣業を行い、多くの人材派遣会社が乱立しました。

このように小泉総理は「民営化」や「規制緩和」で、多くの企業を色々な分野に参入させ、自由に活動できるようにして経済を活性化させようとしたのです。

「なるほど、民営化や規制緩和すれば経済は活性化するのか」と思ったかもしれません。

しかーーーーーし

末端の労働者にはツライものがあります。

なぜかと言うとタクシーで言えばバブル期じゃあるまいし、企業は交際費など捻出しないし現在の経済状況下でタクシーなんか贅沢物で余り利用しないし、若者も居酒屋で酒を飲むより家でゲームやYOU TUBEして外出しないわけじゃないですか。それのも増して新しいタクシー会社がワンコインタクシーだの何だの言ってたくさん参入して来ればタクシーの運ちゃんは溜まったものではありません。

毎日客の取り合いで必死になるわけですから。

派遣会社はどうでしょうか?猫も杓子も人材派遣業を行うと競争率が過激化し、競合相手も多くなり、おまけに少子化で人材不足のこの時代に派遣社員を確保するのにも必死になるわけです。そうすると派遣会社で働いている社員はしんどくなります。

要は「民営化」したり「規制緩和」をすると競合相手がたくさん現れて、競争率が高くなって一つの契約・注文数は少なくなって各会社の売上は中々上がりにくくなります。

するとどうなるか?

業績が悪化し、経営者は焦り、上司に無理難題な年間目標を立たせます。それにより部長や支店長はイライラし、「何で売上上がらへんねん!」と部下に八つ当たりします。結果、会社内では「もっと営業回れ!」「一日名刺10枚貰って来い」「契約もらうまで会社に帰って来るな!」となっていくのです。

いわゆるパワハラが起こるんですよ。

それだけではございません。

売上が下がれば休日出勤・残業代未払い・有給未承認・過労死なども起こります。

結果、ブラック企業がここに誕生するんですよ。

僕は「民営化」と「規制緩和」はブラック企業と密接な関係があると思ってます。

競争率が激しい業界はブラック企業の可能性が高いということです。

一番身近で分かりやすいのはコンビニ。

今時独立してコンビニオーナーでもしようかという方はまさかいないとは思いますが、どう考えても競争率は厳しいそうですよね。

右向いても左向いても東向いても西向いてもコンビニ、コンビニ。

僕の近くで駅から10mのところにコンビニがあったんですが、駅前(改札出た真ん前)にコンビニが出来たら、駅から10mのところのコンビニが即潰れっちゃったんですよ。

オーナーはやってられませんよ。

ましてや人手不足で外国人をバイトで雇わないとやって行きませんから。

競争率は高いし、人手不足の時代にバイトは集めないと行かないし、強盗は怖いし、バイトが休んだら24時間なので深夜でも対応せなアカンし。

セブンイレブンいい気分、、、てな気持ちにはなりませんよ、経営者側は。

では他の業界で競争率が激しいのはどういう業界でしょうか?

以下、僕の経験談。

僕は求人広告代理店業界、人材派遣会社業界を経験しましたが、求人広告代理店業界も人材会派遣業界は数が多く、競争率がかなり激しかったんですよ。

☎しても「広告」や「人材派遣」と聞いただけで「お前らの業界からはよく☎がかかってくるわ」って言われガチャンと切られ、見積もり出すときは数社と相見積もり、とにかく注文一本貰うのに必死でした。

よく言われたのが「広告代理店」や「人材派遣会社」はコンビニの店舗数より多いということです。

僕は考えました。

「なぜ広告代理店や人材派遣業界は競争率が激しいのか?」

もちろん人材派遣などは「規制緩和」したというのもあるんですが他の理由もあると思います。

例えば求人広告代理店も人材派遣会社もどの会社に訪問してもニーズがある可能性があるじゃないですか、梅田や淀屋橋のような都市のオフィスでも東大阪の町工場でも難波の飲食店でも、どこに飛び込んでも求人のニーズってあるかもしれないじゃないですか。

けど例えば産業用ネジの営業なんてどこの会社に行っても話出来るわけじゃないですよね。

つまりは

どこの企業にも営業できるような業界はブラック業界の可能性は高い

ということです。

あと保険とか今なら光回線とかもどこに会社に行ってもニーズがあるかもしれませんよね。

浄水器なんかもどこでも行けそうですね。

あとヤクルトとか。

そこで何か気付くことはないですか?

普段会社の机でパソコン叩いている時です。

求人広告や人材派遣や光回線などの営業って多くないですか?

あと保険会社の女の子の訪問なんかもたまにないですか?

飴ちゃん持った日生のおばちゃんに話しかけられませんか?

普段会社にいて、セールスの☎が多い業界はブラックの可能性が強いです。

光回線とか保険と一緒で「電気代の見直ししませんか?」「光回線にすると速度早いですよーーー」とかコールセンターの女の子からかかってきませんか?

どの業界のどの会社に営業しても注文の可能性がある業界は「今から100件飛び込んで来い!」とか「1社契約取るまで帰って来るな!」とか言われる可能性が高いんですよ。

あともう一つ。

資本が要らなくて誰でも独立出来そうな業界はブラックの可能性が高いということです。

資本が要らないということは初期投資が必要ないということですから誰でも手っ取り早く独立できそうなんですよね。

広告代理店や人材派遣会社や保険業界って資本いらないじゃないですか。

リーマン時代に客を掴んでいればすぐに独立出来るわけです。

だからすぐに独立できそうな業界は競争率が激しい可能性があります。

では逆にどういう業界なら競争率は低いのか?

インフラ業界。

そりゃ、そうですね。独立して「ガス屋」とか「鉄道会社」を立ち上げることなんて出来ませんよね。インフラというのはすぐに参入できるような業界ではないですから。大体「関西電力」や「大阪ガス」以外で他の電気会社やガス会社なんて聞いたことないでしょう。

ですのでインフラ業界はホワイト企業が多いと言われるんですよ。

とは言っても電力会社や鉄道会社がホワイトと言っているわけではないです。そういう業界や関連会社にいてもブラックな部分はあるでしょう。

つまりはインフラ業がホワイトと言うより競争率が高い業界はブラックの可能性が高いということです。

新卒はそんなこと分かりませんが中途になればだんだんと社会の仕組みも分かってきます。

競争率の激しい世界はブラックの可能性が高まるということを頭に入れて転職活動をして下さい。

てな具合で宜しおまっか?