お客様は神様です。
昔、三波春夫が言ってましたね。
僕もずっとそう思ってました。
お客様は神様だ、と。
その通りです。
例えば脱サラしてラーメン屋を始めました。
政策金融公庫からお金を借りて、借金を背負ってもう命がけです。
で、初めてのお客が来ます。
そんな客、もう神様ですよ。
本当にオーラが見えると思います。
お客がいないと成り立たないですからね。
この一人の客がスピーカーになって口コミが広がるかも?と考えますから。
独立したら一人の客がどれだけ重要かが分かります。
だって客はそこのラーメン屋に行かなくても死にませんが、ラーメン屋にとってはその客が来るかどうかは大きな死活問題ですから。
本当に一人の客は大事です。
だからパワーバランスからしたら絶対客の方が優位です。
けど最近は客が「神様」とも言えないようになりました。
モンスターペアレント、クレーマー、土下座を要求する客。
土下座を要求するなんて、そんなバカな話はありません。
土下座を要求する客って一体何様なんですか?
そんなことオカシイです。
海外に行けば分かりますね。
海外では客と店側は対等です。
「こっちは金を払ってるねんぞ!」と客が言えば
「こっちはサービスを提供してるんやぞ!」てな感じです。
愛想もおもてなしのかけらも全くありません。(笑)
日本はまだ客に対して平身低頭です。
そんな日本文化を変えましょう。
土下座を要求する度を過ぎた客は反論しましょう。
「訴えるぞーーー!」と言えば「訴えて下さい」と言いましょう。
僕も「訴えるぞー」と客によく言われました。
若い頃は震えました。
「やばい。俺が訴えられる」「僕の立場が弱くなる。会社がクビになるかも」と。
しかし今はビビりません。
もちろん僕が悪ければ謝ります。
けど訴えるようなことでもないのに「訴えるぞ」と言われればそれは違うと思います。
大体訴えるなんてことは一体どれだけのことをしたのでしょうか?
よほどのことでしょう。
大きなミスもしていなくて謝っても許されず訴えると言われれば「どうぞ訴えて下さい」と強く出ることが必要です。
「次は裁判所で会いましょう」で終わりです。
あと「本社に連絡したる!」とかもよく言われますね。
「上司出せ!」とか。
そんなこと言われれば「本社に?どうぞして下さい」と言いましょう。
「何なら本社の☎番号を教えましょうか?」と言いましょう。
「このようなことで上司を出せと言われてもできかねます」と言いましょう。
客の立場から言えば上の人に言ってお灸を据えようという魂胆かもしれませんが、会社はそんなクレームは日常茶飯事です。
本社や上司に言ったところで「お前、変な客に捕まったな」と言われるだけです。
なんせ身内ですから。味方ですから。
「お前、何、客怒らせとんねん!アホか!降格や!」とはなりません。
「アホな客もいるもんやな」でちゃんちゃんです。
客なんて一時的に腹の虫が収まらないだけですよ。
ギャーギャー言わしとけば収まります。
何なら「いい歳してクレームを言って恥ずかしいな」で我に返ります。
客からのしつこいクレームの電話も切ってしまえばいいのです。
「申し訳ございません。これ以上お話を続けていましたら次のお客様に支障があるので」
と言ってサッサと切りましょう。
時間の無駄ですから。
で、客に諦めさすのです。
ずっと謝っていれば客は図に乗るだけですから。
「客に向かって、、、」とかよく言われますが、「客でしたら何でも偉いんですか?」てな感じです。
客には強気で行きましょう。