基本的に転職の面接ってどのようなスタンスで臨めばいいのでしょうか?
新卒の場合は多少オドオドしても志望動機がもひとつでも新卒ということで許されることもあると思います。
けど転職となれば中途採用ですからそういうわけにも行きません。
僕も四度の転職でそれなりに「転職のコツ」というのを掴めたと思います。
今回はその経験を踏まえ、お伝えしたいと思います。
以下を読めば採用の確率も上がると思います。
是非参考にして下さい。
では転職の面接はどのように臨めばよいでしょうか?
面接とは自分という商品をプレゼンする場である
イメージで言えばアパレルの販売員です。
アパレルの販売員って「この服、いいですよ、素材は〇〇で、限定商品で、色鮮やかで、、、」って自分の商品を自信持って言うじゃないですか、「けど、高いんでしょ?」と言われても「いえいえ、現在期間限定の20%割引です」って反論するじゃないですか。
自社の商品のいい部分を最大限にアピールして売るじゃないですか。
間違っても「この商品は在庫余りで結構、型も古いんですよ、まぁ僕も正直そんなにいい服だとは思わなんですが、会社から早く在庫整理しろ、と言われまして、、、」なんて言わないじゃないですか。
当たり前の話ですが。
だから皆さんもアパレル店員になって自分という服を思い切りアピールして欲しいんですよ。
「僕はパソコンも出来て、資格もあって、コミュニケーション力もあって、前職でも営業成績1位でした」というように「こんな僕を採用したら御社様はお得ですよー」って感じでアピールして欲しいんですよ。
間違っても「パソコンは出来る?」って聞かれて「パソコンですか?いや、メールとワードくらいなんで、、、正直出来ると言うほどでも、、、」と自信がないように答えないようにしましょう。
だってアパレル販売員も「おっしゃる通り値段高いですよね、、、すみません。正直、ユニクロの方が安いです」なんて言うわけないじゃないですか。
だから「前職でもワードで文書を書いていたので、おそらく大丈夫だと思います!」と自信を持って言えばいいんですよ。
自信なく答えると企業側も不安になるんで。
ましてや、前職の退職理由で「前の会社では上司の方とソリが合わなくて、、、」「人間関係で悩み、、、」「パワハラに遭いまして、、、」「母親の介護の都合で、、、」「リストラされて、、、」「倒産しましてーーーー」「営業所閉鎖しましてーーー」「会社が合併しましてーーー」「僕の病気でーーーーー」
てな具合にバカ正直に言う必要なんて全くないですよ。
例えば「母親の介護の都合で前職を辞めたーーーーー」って正直に言ったら、「そっか、それは大変やなぁ、、、可愛そうやなーーー」と企業側が思ってくれると考えていたらとんでもない事ですよ。
そんなこと、絶対思わないです。
正直に言ったあなたを評価することは絶対にありません。
むしろ逆です。
「こんな、ややこしいヤツなんて要らない」「どちみち採用しても母親の病気が再発しましてとか何とか言って結局、辞めるんだろう」って感じです。
これが現実です。
これを意外に分かっている人が少ないんですよ。
素直に言えば企業側も評価してくれるんじゃないかとーーーー。
んなことないです。
たとえが適当かどうか分かりませんが、どっかの局アナが独立した時、「フリーになったらギャラが多いので。。。」なんて言いますか?「活躍の場を広めたい」とか「一生アナウンサーとして現役でいたい」なんて言うわけじゃないですか。
もちろん、ギャラが動機というのは誰もが分かってます。ただそれを隠せよ、正直に言うなよ、ってつっこみたくなるじゃないですか。
だからバカ正直に言わなくていいです。
けどさすがに「合併で営業所が閉鎖なりましてーーーー」「倒産しまして、、、」「リストラなりまして、、、」というのは不可抗力(致し方ない事)だから仕方ないでしょって反論したくなるでしょう。
しかし、それでも企業側は同情しません。倒産した会社に勤めるあんたも運が悪いって感じなんですよ。
倒産した会社のヤツなんて採用したくないって言うのもあるんですよ。
それに嘘くさい気もするんですよね。
だから絶対被害者面しないことです。
「倒産やリストラは会社都合だから仕方ないでしょ!」なんて傲慢な態度を取らない方がいいです。
倒産するような会社で働いていた僕の見る目が悪かったです、本当に仕事の出来るヤツはどんな状況でも生き残っているハズです、って謙虚になるべきです。
色々あって辞めたことなんて企業側も十分承知の上です。
ただそれを上手く繕ってくれよ、って感じです。
だから「会社の業績が厳しいのはある程度感じてました。実際多くの社員は辞めて行きました。しかし僕は業績が悪いから逃げ出すことはしたくなかったので出来る限り売り上げを上げてきました」という風にプラスに転換したような言い方をして欲しいんですよ。
とにかくバカ正直に言わずに、自分という商品を大げさにアピールし、自信を持って面接に挑みましょう。
言い方が悪いですが、いかに先方をダマすか、です。
人間国宝、故・桂米朝は落語の極意を「催眠術」と言いましたが、面接も一種の「催眠術」です。
「ひょっとしたらこいつは出来るヤツと違うか?」って採用側に思わせるんですよ。
所詮きつねとたぬきの化かしあい。
「私採用したら御社様お得ですよーーーーー」って感じで、あくまでもイニシアティブはこちらに。
乞食みたいに「こんな私ですが一生懸命頑張りますので、どうか是非採用して下さい。何でもしますので、お願いしますだーーー」なんて土下座外交はしないように。
強気、強気で臨みましょう。
てな具合で、宜しいおまっか?