「死ぬほどツラかったら転職しよう!」と言ました。
では会社勤めで一番ツライことは何でしょうか?
給与?労働時間?人間関係?仕事内容?将来性?
そりゃー、やっぱ給与でしょう。とにかくお金がないことにはどうにもならない。
いやいや、労働時間でしょ。いくら給与がよくても毎日終電で休日出勤もあれば過労死で命さえ落とすかもしれない。
いやいや、やっぱり人間関係でしょーー。毎日イジメやパワハラまがいの事受けていたら、それこそウツ病になってーーーーー
と色々ご意見はあるでしょうが、、、
間違いなく一番ツライのは人間関係です。
たとえ給与が低くてもたとえ労働時間が長くてもたとえ仕事内容が超つまらなくても、人間関係の悩みに比べれば屁の河童です。
毎日上司にパワハラされたりイジメに合ったり、会社からの理不尽な仕打ちをされればこれは本当にツライです。
電通の事件ありましたよね、東大出の若い可愛い女のコが上司にボロクソ言われ、自ら命を落とした事件です。あの事件も原因はパワハラです。他にも自衛隊の世界でも上司や先輩にイジメられて、自殺がよく起きてますよね。
だって考えてみて下さいよ、給与が低いから自殺する人がいますか?「三年間、頑張ったけど昇給はなかったので自殺します」なんてことはないでしょ。
もちろん経済的な理由で自殺する人はいますよ。事業失敗、多重債務、自己破産などで。しかしそれは会社の給与の低さで悩んでいたわけじゃないじゃないですか。事業に失敗したり博打で借金したりして、それで首が回らなくなって将来に絶望して自殺したって感じじゃないですか。
別に会社は関係ないと思うんですよ。
普通のリーマンは給与が低かったら、毎日昼食は手作りお弁当、煙草も飲み会も我慢して支出を減らしたり、副業とかしてるわけでしょう。そんなのよくある話じゃないですか。
でわ仕事がツマラナイ、例えば「私の部署は封筒の切手貼りと電球替えだけで、これが私の仕事かと思うとこの世に生まれた存在意義が分からなくなって自殺しました」ていうのがありますか?もちろんないですよね。
また会社の将来性、例えば「ウチの会社はグルメ雑誌ですけど、どう考えてもグルメ雑誌はインターネットに押しつぶされるのは目に見えているので、そう考えると会社の将来が不安なので自殺しました」なんて事もないでしょう。
労働時間が長くて自殺する人はいるじゃないかと反論される方がいると思います。月の残業時間が150時間、三カ月で休みは二日、、、というような悲しいニュースは定期的に報道されます。
過労死問題ですよね。
しかし、これは労働時間が長い事が問題ではなくて、労働時間が長いことを何とかしてほしいというと思っていても会社の雰囲気がそういう雰囲気ではなかったことが問題だと思うんですよ。
しんどいから休ませてと言える社風、上司との信頼関係、コミュニケーションがあったら話はだいぶ違うんじゃないかと思うのですが。
だから過労死の問題も突き詰めれば人間関係が根源だと思うんですよね。
学校のイジメも人間関係が問題じゃないですか。学校の勉強がツマラナイから、クラブの時間が長いからで自殺するわけじゃないじゃないですか。
「連立方程式」が解けないから自殺するなんてないじゃないですか。勉強出来ないのに、毎日学校で遊んでいるガキ大将なんていくらでもいますよね。
甲子園を目指す高校球児なんかも朝から晩まで暑い中、それこそ過労死(熱中症)も何のその、軍隊並みに練習しているじゃないですか。けどそこに“仲間”がいたら耐えられますよね。
人間関係ってやっぱ重要なんですよ。人間関係で悩むほど深刻な問題はないです。本当に。
だからもし、あなたが人間関係で死ぬほど悩んでいるなら逡巡することなく転職しましょう。逆に言えばもしあなたが死ぬほど悩んでいるとするならば、それは人間関係だと思うんですよ。
よく大手の転職ブログでは「転職では自分が何を優先したいか考えてみることが重要です。自分の希望を全て叶えることは無理なので、給与、仕事内容、通勤距離、ワークライフバランスと項目を立て、プライオリティーをつけよう!」みたいなステレオタイプのアドバイスがあると思うんですよ。
いやいや、そんなことは論じるまでもなく優先させるのは「人間関係」でしょて。
「何を」するかより「誰と」するかがです。
究極言います。
①給与30万で毎日人間関係で悩む
②給与18万で人間関係良好
どちらを選びますか?
即決で②です!
えっ?何で自信持ってそんな事が言えるのですか?
ハイ、僕自身が経験したからです。
「人間関係で死ぬほど悩んでいる方は、もし、その悩みが次の転職先で解決できたら他の事がどんなに最悪な状況でも絶対耐えれます!」
給与より人間関係が大事です。
断言します。
逆に言えばもし人間関係以外の理由で転職しようと考える人は、それは結構贅沢な動機での転職です。
これは肝に銘じといて下さい。
僕の過去の話。
僕の先輩に松重豊さんのようないわゆる“いい人”系のキャラの先輩がいてたんですよ。当時僕が勤めていた広告代理店はブラック、全てにおいて。
松重さん、いい人キャラだったので毎日のように上司からボロクソ言われていたんですよ。もう、サンドバック状態。で、たまたまその松重豊さんのような人と同行になりまして、、、
で、その松重さんに「何で前の会社辞めたんですか?」と思わず尋ねたんですよ。それまで喋ったことはなかったですが。
「いや、、、前の会社別に悪くなかったやんけどな、、、」
「けど?」
「大学出てそこ1社しか知らんかって、、、もうちょっとええとこあるかな?と思って辞めたんや、、、」
「えっ?そんな理由でですか?」
「そこから歯車狂ってもうたわ、、、」
松重さんが本音を吐露した瞬間でした。
コレ、ものすごいリアルな話だと思うんですよ。
僕自身は前の会社の上司にガーガー怒られていたので辞めたんですけど、幸いそこの会社では上司にガーガー言われることはなくなったので、一応の目的は達成出来たんですよ、他の部分はブラックでしたけど(笑)
松重さんはホワイト→ブラックの転職だったので悔恨はものすごく大きかったと思うんですよ。
しかも転職理由が稚拙だったので。
僕、この話聞いて怖くなりました。
だから転職は慎重に、自分の客観的立場を理解して、情報収集して、後悔がないようにして下さい。
てな具合で、宜しおまっか?