転職前

好きな事より〇〇な事をやれ!

仕事にしろ遊びにしろ「好きな事をやれ!」ということは古今東西未来永劫、正しいとされています。

「将来、何をすればいいか分からない。何をすればよいでしょうか?」と若者から聞かれれば、大半の人は「好きな事やったらええねん」と言うでしょう。「好きなことだったら何事も耐えられるで」ともよく言われます。

親が子に「別に大企業でも中小企業でも公務員でもどんな世界でも何でもええねん、本人が好きなことしてくれたら、、、」と言うようなセリフもよく聞きます。

しかし僕は反論します。

「好きな事をやれ!」それは嘘だ。

えーーー何で?

ホンマに?

だって好きな事をやっている人は幸せじゃないですか、ほらっ、例えばノーベル賞山中伸弥教授のIPS細胞、ホリエモンの宇宙ロケットの開発、「はやぶさ2号」の探査機スタッフ、イチローの野球、明石家さんまのお笑い、みんな好きなことをやっているじゃないですか。で、そういう人たちって皆幸せそうじゃないですか。     

しかしここで反論したくないですか?

山中教授、ホリエモン、イチロー、明石家さんま、、、好きなことで成功している人って一部の人間やろ

「そう、「情熱大陸」やNHKの「仕事の流儀」なんかに出てくる人たちーーー。

そりゃ、誰だってああいう風になりたいです。好きな事をして生きがいとプライド持って自分の仕事に日々全身全力で取り組みたいもんです。

けどそもそも好きな仕事して上手く行く人なんて一部の人間だし、皆が憧れるような職業は大きな才能と絶え間ない努力が必要だし、大半の凡人には関係ない話です。

それを棚に上げて好きな事しよう!って言うのはどうかと思います。

好きな仕事をしていてもその職業が自分に向いているとは限りません。

好きな仕事に就いたけどその職業が思っていたイメージと違ったり結果が出ないことだって有り得るのです。

美容専門学校を出たけど違う職種に就いたり、保育士辞めて違う職種に就いたりしているのを見かけた人も多いと思いますが、聞くと「手が荒れる」「土日休めない」「給与が低い」などの理由で他の職業に就いたわけです。

逆に営業なんて絶対無理と思っていた人が営業で開花する人もいます。

お笑いが好きでお笑い芸人になったけど「お笑い」ではブレイクせず「料理芸人」や「家電芸人」として他の分野でブレイクする人もいます。

好きが必ずしも成功するとは限らないと思います。

好きな仕事に就いてもその環境が劣悪なら嫌になります。

まさに僕がそうでした。

僕は元々広告代理店に勤めてコピーライターになりたかったんですよ。

糸井重里氏に憧れて。「おいしい生活」「不思議、大好き」「くうねるあそぶ」、矢沢永吉「成り上がり」構成、村上春樹「羊をめぐる冒険」共著のあの、糸井重里氏です。

で、念願叶って広告代理店に勤めましたよ、コピーライターとは程遠かったですが。。。

けどまぁ、憧れの業界と言えば、憧れの業界です。

しかしその会社は薄給、賞与無し、残業代無し、土曜出勤、有給無し、パワハラ有りのブラック企業でした。

好きな事やったらいい?

とんでもないですよ!

好きな事なら乗り越えられる?とんでもないですよ!

もう好きな事なんてどうでもええわ!とにかくマトモな会社に就きたいと思いました。

でわここで問題です。

①憧れのウエディングプランナーの仕事

だけど毎日終電。残業代も無し、休みも取りにくい。上司との相性も悪く雑用が私ばかりにふりかかる。最近は結婚式も行わないカップルも増えて会社の業績も悪い。

②全く興味を持ったことがない産業用ネジの営業

だけど市場独占率高く、商品力があり、売れ行き好調。給与も賞与もよく、決算賞与も出る。
職場の雰囲気もよく上司も尊敬できる。
有給奨励、結婚記念日休暇なんかもあり、毎週水曜日はノー残業デイ。
社員が誕生日の時は同僚がサプライズを演出し、社長からバーステイケーキのプレゼント。

どちらを取るでしょうか?

言わずもがな②ですよね。

好きな事やっていても職場環境が最悪なら続けるのは無理でしょう。逆に興味のないことでも環境がよければ力を発揮できるかもしれません。

てなことで好きな仕事に就けばいいなんてことは絶対ないです。

好きな事って年齢を重ねて行けば変わります。

若い頃は超がつくほどのテレビっ子で、バラエティー番組などが大好きで、テレビ局(マスコミ)や広告代理店に興味がありましたが、今やテレビはニュース以外見なくなりました。

今は逆に若い頃には全く興味がなかった保険・金融・不動産業界に興味を持つようになりました。

若い頃は保険業界に興味を持つなんて夢にも思わなかったですが。

以上のような理由から必ずしも好きな仕事に就いたらいいとも限りません。

好きな事は年齢と時代によって移り変わりますから。

では好きな事ではなくどんな事をしたらいいのでしょうか?

好きな事より得意な事を仕事にしよう!

好きな事より得意な事を仕事にしょう!ということです。

他の人に負けない事、自分が求めていることでなくて他の人から求められていること。

そういう仕事に就いたらいいのでしょうか?

僕、ずっと営業したんですが今は塾で生徒に教えたりしてます。

個人より法人相手の方が好きだったんですが、意外と個人の心を掴む方が長けているのではないかと思っています。

BtoBではなく、BtoCの方が合ってるのではないかと思い直しました。

営業が好きというわけではないんですが、まぁこれしかないなぁーと思ってたんですよ。

けど塾の講師とかやって、意外と俺、教えられるのではないかと。対法人営業より対消費者(生徒集め)の方が得意ではないかとーーーーー五十前にして気付きました。

まとめ

もちろんいくら得意な事でももちろん環境が悪ければ嫌になるんでしょうが、ただ得意な事というのは“仕事が出来る”ということなので、会社から評価されると思うんですよ。

好きな事と「出来る」は違いますが、得意な事と「出来る」は一緒だと思うんですよ。

それに好きな事というのは錯覚もあると思うんですよね。

好きな事でも他の人から見たら「向いてない」と判断される時もあると思うんですよ。

面白ない芸人を見ていると「あんたはお笑いが死ぬほど好きかもしれないけど、面白くないで。向いてないで」

好きな事と得意な事では環境によって潰されない可能性が高まるのは「得意なこと」の方ではないかと思うんですよね。

どうでしょうか?

好きな仕事に就いたはずなのに何かもう一つ上手く行っていない方は是非自分を見つめ直して下さい。

てな具合で、宜しおまっか?